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五島列島 編
五島列島の旅Part1Part2

長崎県五島列島へ2泊3日で行ってきました。かなり暑くてなめくじのように溶けつつも写真バシバシ撮ってきました。夏の五島、絶品です!海の幸ウマイです!
2003年8月21〜23日

2日目
 今日は早めにチェックアウトして若松島の端っこにある日島へ向かった。
上五島の西の果てだけあって山道や海沿いを30分ほど走りやっと着いた。秘島って感だわ〜。
海にかこまれて小さな島なんだけど、あんまり人も見かけない。
そう、この雰囲気がいいのよ、島っぽくて!
 まずは「日島曲遺跡古墳群」を見に行った。海辺にさまざまな形の石塔や石碑がばらばらと無造作に建てられいる。海を眺めるように建てられていて、この石碑は鎌倉時代後半からのものだそうです。ほんと不思議な風景でした。
 




 次に向かったのはすぐ近くの若松ディアパーク。野生の鹿を見れるということで車を走らせた。日島曲遺跡古墳群からすぐ近くで看板はあるんだけど、ディアパークらしきものは見当たらず、看板を見てみるとどうやら私たちディアパーク内にいるらしい。あれ?ディアパークって囲いがあって簡単な動物園というかそんな風になってるのかと思ったら、勝手に民家の方へ鹿が降りてくるので勝手に見てくださいというわけで、その地域がディアパークと呼ばれているらしい。(確かかどうかは不明)ってことは、行けば絶対見れるってわけじゃないみたい。私達もあきらめて帰ろうとUターンして戻っている途中で「うわーっ、いた!」民家の庭の草を食べてる鹿に遭遇したのです。そしたらぞろぞろ山から鹿が降りてきた。パンを差し出したら人見知りすることなく近づいてきたから人間馴れてるんだろうね。
 
  さて、次は中通島へ移動して写真撮りしなくちゃ!
まずは 五島の天然塩「とっぺん塩」の塩工場へ見学へ行った。今って天然塩やにがりのブームじゃない!どうやって出来てるのか興味津々で行ったわけです。

 かなり辺鄙な入り組んだ場所にあって目の前は海、後ろは山。その工場はぽつりとありました。塩工場なんて初めてで大きい物を想像してたけど意外とこじんまりしてました。
  まず海水をネットを伝わせながらじわじわと蒸発させ濃い濃度の海水を作るらしいです。(写真左)そして濃い海水ができたら結晶箱に入れてじっくりと天日干しされて出来上がりとのこと。(写真右)けっこう時間がかかるものなんだなぁ。ここでは「とっぺん塩」と「とっぺんにがり」を作っている。運悪く、そのときの私はあんまりにがりに興味なかったの。その後でテレビ見てダイエットに効果抜群ってのを知ってにがり買ってくればよかったーとかなり後悔。

  さて、次は青砂ヶ浦教会へ。
赤いレンガ作りの教会で海を見下ろす高台に建っている。この教会で素敵だなぁと思ったのは側面の花柄のステンドグラスとアーチ型の天井。教会建築で有名な鉄川与助氏の手がけた教会です。五島の有名な教会はほとんど手かげており、九州内では50以上の教会建築にかかわっているそうです。ほんとに素晴らしい建造物だと思う。教会好きな方は「おじいちゃんが建てた教会」を参考にされてはいかがでしょう。

  今日のお昼はテレビチャンピオンで有名になった五島うどんの「竹酔亭」。駐車場にはレンタカーがいっぱい止まってたってことは、やっぱりテレビを見た観光客が足を運んでるんだろう。私もその一人だけど。五島うどんの地獄炊きが有名なんだけど、夏場はやってないということで私はごぼう天うどん、弟は磯うどんを注文した。この写真が磯うどん。ホタテ・えび・アサリ・魚のフライ・梅干というなんとも不思議な具が乗ってるけど美味しかった。
★ 五島うどんマメ知識★ってほどでもございませんが、五島うどんほんと美味しいです!美味しい水と天然の塩、潮風、椿油と自然の恵みがあってこその五島うどん。細麺ですっごくこしが強いのが特徴です。だから、地獄だき(釜上げ)でもパスタ風にしても大丈夫なんですよ。そして五島特産のアゴだしのスープがまたウマイ!細麺好きの私にはたまりません。断然讃岐より五島派ですね、わたくし。ネットでも販売してるから一度ご賞味あれ!

 さて、午後からはジェットフォイル福江島へ渡りました。上五島と比べると観光地化されているけどそれも市内中心部だけ。ここにはちゃんと商店街があったからね。
お宿の写真をとりつつ本日のお宿「豆谷旅館」へと向かった。福江市内から海沿いの道を通っていったので1時間弱かかったけど、右手は山、左手は海、爽快な景色をみながらのドライブとっても気持ちよかった。私は助手席でラクちんだったけど弟はくねくね山道でかなり疲れたみたいだけどね。
 今日の最後のお仕事は夕日の写真を撮ること。大瀬崎断崖からは日本最後に沈む夕日を望めるからここで撮りたかったんだけど、宿からちょっと離れてるし諦めて高浜ビーチ近くの魚藍観音展望所から撮ることにした。
 荒川温泉の豆谷旅館は荒川港の目の前にあって宿から漁船が行き交うのを目にする事ができる。のんびり堤防に座って釣りをしてる人もいるしのんびりムードでいい感じです。女将さんに日没の時刻を教えてもらってお楽しみの夕食をいただくことにした。へへ、やっぱり今日も豪華な晩餐だ!

 
二人に1つの刺身の舟盛。サザエに荒炊き、ブリカマの塩焼き、五島うどん、五島牛・・・いっぱいいっぱい出てきて食べきれないほど。私も弟もにんまり。お刺身もさることながらブリカマの塩焼きは身がほっくりやわらかくて脂がのっててすごくいいしいし、鯛の荒炊きもほんとウマかった〜
 と、そこへ女将さんから「夕日が沈みかけてますよ!」 と電話が入ってきた。食事はまだ途中なので引かないで下さいね!と念を押し急いで魚藍観音までぶっ飛ばし。走っている間にもぐんぐん夕日が沈んでてドキドキしながら向かったけどやっぱり間に合わなくて途中で車を止めて写真を撮った。
ベストスポットではなかったけど、それでもこんなにきれいな夕日を撮ることができました。海も空も真っ赤に染まって夕日が海に反射しててすごく感動した。普段では絶対に見る事ができないような夕日だった。
 さて、今日の仕事はここまで!さっさと宿へ戻り夕食の続きを食べたのでした。

3日目
荒川温泉から車で10分ほどのところにある高浜ビーチへ行った。泳ぎにじゃなく、写真撮りに。
 この海水浴場は天然海水浴場中で日本一(誰が言ったか知らないが)といわれるほど美しい。真白な砂浜とコバルトブルーの海。遠浅だからホントに青く透き通ってて本当にキレイだ。お盆過ぎということもあってかビーチに来ているのはじいさんと孫、男二人組のみ。こんなにキレイなのに誰も遊びに来てないなんてもったいないとすごく思った。福岡なんていまだに薄汚い百道の海水浴場に遊びに行く人が耐えないのに。次回は水着姿を披露できる身体になってプライベートで訪れたいものだ。

 お昼の船で帰るので、弟に何が食べたい?と聞くと「最後にまた五島うどんが食べたい」と言ったんだけどそんな安いのじゃなくて最後の昼食はちょっと豪華に食べようよと無理やりガイド本に載ってた「うおくに」というお店に行き、ランチの中で一番高かったうおくに定食1,500円を注文した。
そしたらえらく貧相なものが出てきた。なんだこりゃーと不満げな顔で弟の方を見てみると弟も同じ顔してた。こんなのいつもランチで食べてるようなものと一緒やん。福岡の800円ランチの方がもっとおいしくて豪華だぞー!
最後の晩餐がいちばんつまらないものでおしまいとは・・・。ああ悔しい。
 と言うわけで仕事8割の弟連れまわしの旅は終わりました。旅館でのおいしい食事にはありつけたけど、やっぱりプライベートでのんびり行くのが一番!ですな。


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